コントラ表示による隣在歯への干渉チェック

インプラント埋入窩形成時、隣接歯にコントラが干渉してしまう場合があります。コントラオブジェクトを用いて干渉チェックを行い、ドリルのサイズや埋入位置を決定する目安としていただけます。 　

簡易開口量チェック

開口量が小さくドリルが入らないケースが有ります。顎関節を中心に下顎骨をバーチャルに開口させ、コントラ干渉チェック機能と組み合わせてドリルが口腔内に入るかどうかをチェックできます。 　

抜歯即時シミュレーション

印象時には歯があっても、バーチャルに抜歯させることで、3D上で抜歯窩を視認してのシミュレーションが可能です。 　

サイナスリフト窓開けシミュレーション

サイナス開窓用オブジェクトを用いて開窓位置をシミュレーションすることができます。そのデータをもとに開窓用のサージカルガイドをCAD/CAM製作してお届けします． 　

矯正歯科セットアップモデルシミュレーション

現在の矯正用セットアップモデルでは石膏模型の歯冠のみを移動させていますが、この方法では歯根の動きは考慮されておらず、根尖の顎骨から露出などの予測はできません。BioNaでは歯根を含む歯牙を１歯単位にて移動可能なため、顎骨内における歯牙の根尖の位置および歯軸方向を考慮した矯正治療用セットアップモデルのシミュレーションが行えます。また、このデータを用いRP (積層造形) によるセットアップ模型の製作も可能です。 　

顎変形症顎切り手術シミュレーションおよび手術支援

BioNaと弊社CADシステムを併用して顎切りシミュレーションを行い、分割後移動した骨片間の干渉や間隙の予測を立てることができます。また、バイトスプリントをシミュレーション過程でCAD/CAM製作する新しい方法を開発し、特許を取得しました。

< シミュレーション～バイトスプリント製作のながれ >

①BioNa上で、プレートオブジェクトを操作して顎切り位置を決定(下図左)
②弊社CADソフト上で、プレート位置にて骨を分割
③BioNa上で、分離した骨片の移動シミュレーション(下図中央)
④弊社CAD/CAMシステムにて、バイトスプリントを製作(下図右)